古事記百科辞典感想評価文

山口県  66 才・神職 

 これは神道を学ぶ上で画期的な労作だと思います。

 私は常に傍らに置き疑間が生じたらすぐに手に取り確認をしています。関連する項目が並んで出ておりますので、見落としていた御神名の意味も再確認できます。どの書物のどこにあつたのかなと色々手に取つて検索する手間も省けます。どの書物も何度も何度も目を通して理解を深める必要があるものばかりですので、正確な理解のためにもこの事典は欠かせません。私は、おまつりの度に祭典後講話で、この本来の神道を平易に現実に即して話しております。この知識の恩恵は計り知れませんが、まだまだ一般の理解は神話の域を出ないものかもしれません。陛下が人類創造の大御祖であること、天孫降臨が人類創造のためであったことを、なるほどそうだったのかとすぐに呑み込むのはまだ先のことかもしれません。みんな陛下のはるか末の末の末孫でありながら、釈迦やキリストが陛下より偉いと思い込まされている現実です。五大宗教の淵源も記憶の彼方になり、それを不審に思う人もいないほど智恵が落ちてまいりました。穢れの意味も分からなくなりました。これを引き上げるのは本当に苦労と根気のいることだと感じますが、先ず自ら道ひらきで研鑽を積み、自分を高めていきたいと思います。

 

熊本県 男性 70歳 元会社員(NTT)

 道ひらきの関係書籍で学習するときに、「あれっ、あっちの本ではニュアンスが違っていたようだが、どこに書いてあつたのかな」と探すことが多く、結局どこにあったか分からずじまいになったことが多々ありました。

今回、発刊されました「古事記百科辞典」は、日立道根彦先生から直接伝授を受けておられる小川様が、一名「神典語彙鏡」と名付けられた如く、その高度な見識のもとに、道ひらき特有の基本語彙を、アイウエオ順に、これまでの出版本から横断的に抽出し、会員や道ひらきに興味を持つ人が、横並びで研究できるよう、心を込めて編纂されており、それが読んでいくにつれよく伝わつてきて、感激しているしだいです。

 神からの霊示指導による道ひらきの本質は、単一の解釈で分かるはずはなく、霊界、現界を合わせた立体文化としての認識を保ち、「縦、横、斜め」にあらゆる角度から比較しながら知識を取り込む必要があると考えます。今回の出版の「古事記百科辞典」は、道ひらき研究の初学びの人には、学習を早めるための辞典として、また、全ての本を読破している高学びの人には、そのまま高度な理解を深める研究書籍として、とても役立つものです。この書籍で、道ひらき会員がより高度な知識を深め、道ひらき会が大きく躍進することを祈念いたします。感謝!!

 

宮崎県 男性 68歳  前教諭

 荒深道斉先生、日立道根彦先生の多数の神典書籍数十年分を『古事記百科辞典』にとして出版して頂き誠に有り難うございます。非常に理解しやすく、読みやすいのが特徴だと思います。一家の宝物として大切にしたいと思います。又これを機会に若い青少年が興味を示し、真道を目指し頑張ってくれる事を願望しています。最後のこの大変な作業を長年に亘り敢行され『古事記百科辞典』を出版された小川栄先生に対し厚くお礼申し上げます。本当に有り難う御座いました。

 

福島県 男性  60歳  自営業

 この『古事記百科辞典』は、多くの人々が待ち望んでいた、極めて重要な書物です。私が約20年前から道ひらきの書籍を入手し、学んで行く上で実感した事は「語彙の正しい解釈」が中々判然としなかった事です。つまり繰り返し読んでいって、その部分に完熟した頃に、ようやく分かり出すということでした。私自身も多くの方々が既に実践されているとおり、部分的に「語彙集」を作りながら道ひらきの書籍を読み進めて参りました。それでもひとつの語句が大抵の場合には可としていた解釈が、時にはまた別の汲み取り方を要求していた等の事はよく起こりました。この書物の出現は、これで学びを深める人々の使命を、人類の未来に繋いでいく大きな役割を果たすものと断言できます。この様に素晴らしい書物を出版して頂きまして、まことに有難うございます。

 

奈良県 女性  60歳  主婦

 この記述は、他の本のどこかにも似た様なものがあった!と思うことがよくあります。それが重ると、いつの間にか机の上は本の海。探す事に時間を取られ、学びは進まず、本の中に溺れてゆく。ましてや話をするとなると「どこかにありました」と云う始末。項目別に整理した索引のようなものがあればよいのに…。書き出したメモには本とページの記述を加えておけば良かった…と思っていたそんな折り、新しく手に出来たこの辞典は有り難く感謝申し上げます。 先生方の解説を読み重ねることで、神名にある働きが単純なものでなく、その時々によって、さまざまに現れることが読み取れる。私の取ってこの本は学ぶ者と導いて下さる方を継ぐ貴重な一冊となりました。

 

宮崎県  男性  65才   前公務員

古事記百科辞典の発行、誠におめでとう御座います。荒深先生、日立先生そして編纂関係各位の方に心より深く厚くお礼申しあげます。私は日本の国、大和魂、精神性は一子相伝、大局的にあると教えられて参りました。神話のない国は滅んでいます。私は日本の国、天皇のおられる国、日本人に生まれて本当に幸せであります。天津神国津神、八百万の神々、両親に心より重ねて感謝を申し上げます。貴重な御神書は我が家の座右の家宝として、末永く保管をしてまいります。

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