23 万世不変の純正日本魂 荒深道斉著 B5版・上製本 346頁 3,520円 + 送料
本書は荒深先生の未発行の四冊の遺稿からなります。
当時、国民は日本に誇りを持ち日本精神が叫んでも、大日本帝国憲法のもと万世一系の天皇を尊び、国家神道が充実した時代であっても、昭和初期には之を裏付ける学説は脆く、東大教授を筆頭に天皇機関説が席巻し、歴史を裏付ける考古学では古代日本人の祖先は大陸又は南方から渡って土着した。祖先は石器時代と称して蒙昧野蛮だった等々教育している。本書は著者が、既に当時から国家の基盤を揺るがす之らの学説を糺す為、広範囲に真道を説かれた冊子の遺稿集です。太古の時代より伝えた古事記、日本書紀は宇宙生命進化の大哲理、即ち純正な大哲学と見るべきことを学習する事により、文献以前にわが歴史を語る天津神籬のある事や、天孫降臨時期は非常に遠い太古で、第四紀地質時代であるを知り、不変の歴史として、世界人類の原始祖は天孫日子火々出見命であった事や、日子火々出見命の御出現は70万年前の太古であった事。天照皇大御神及び天孫邇々芸(気)命は肉体を持たない神霊である事を学びます。そして日本人の祖先は数万年前に於て、既に世界的文化を成していた事を知るのです。
更に、天孫民族が既に数万年前の文化的遺跡を天津神籬として遺している事を確認し、日本には建国以前に異民族の先住はなかった事を知ることが出来ます。古事記の天孫降臨前の大国主神世は人類の未だ発していない太古であり、、人類の誕生は、日子火々出見命の御発祥が人類の原始をなし、漸次家と国に進んだ事を学ぶことが出来ます。この歴史と進化を学ぶことにより、日子火々出見命の正統の日嗣天皇は国家の主体であり、国民はすべて天皇の赤子である事確認できるのです。天皇の赤子としての国民は、天皇に大孝を尽してその命は天津真法である天命として、拝受服従が天が定めた道であります。現代歴史の戦争や殺戮により平定した蛮族の首領国家観念とは全く異なる国家道であります。
この自然律ともいうべき道は、正解された古事記書記にあって、之を裏付ける天孫民族祖先が数万年前より遺している天津神籬を学び、山野に隠されている遺跡を探査することにより、自ら確信を得て、近隣友人に広げれば、最高の人徳と富を与えるに等しい行ないと言えるものです。本書のこの学びは日本精神が万世不変の真理であることを知る近道でもあります。